2024年6月中旬、女性の合計特殊出生率が1.20と過去最低を記録したというニュースが大きく報じられました。これについて少し考えていることをお話ししたいと思います。
社会のレベルでの影響
まず、社会のレベルで考えると、出生率の低下は確かに問題です。人口は経済力や軍事力に直結するため、国としては経済的にも軍事的にも強くなければならないからです。そのため、政治家は少子化問題に対して全力で取り組んでいると思います。
個人の選択と社会的プレッシャー
一方で、個人のレベルで考えると、子どもを持たない、あるいは少ない子どもを持つという選択が本当に悪いことなのか疑問に思います。これまで、社会的なプレッシャーや親からの圧力で結婚や子どもを持つことを選択した人も多かったと思います。しかし、全員がそれで幸せとは限りません。子育ては経済的にも時間的にも大きな負担が伴います。それでも幸せだと思う人はそれで良いのですが、そうでない人も少なくないはずです。
ジェンダー役割と自由
特に女性にとっては、結婚や子育てに伴い仕事を辞めることが一般的でした。しかし、経済的に依存することで、弱い立場に置かれ、時にはDVなどの問題にも直面することがあります。だからこそ、現代では結婚しない、子どもを持たない、自分のキャリアを優先するという選択が増えており、それは一人の人間の権利を考えた上で悪いことではないと思います。
政府の対応と個人の自由
政府は子どもを持ちたいが経済的理由や身体的理由で持てない人々をサポートし、彼らが子どもを持てる環境を整えるべきです。しかし、出生率の低下が悪い側面ばかりが強調されるのはフェアではないと思います。もちろん、国レベルで見れば問題ですが、個人の自由や尊厳を考えると、必ずしも悪いことばかりではないというのが私の考えです。
※ 上記の文章は、standfm (https://stand.fm/channels/62523cd67cd2c74328dc0e91 )にて、2024年6月13日に配信した内容の文字起こしです。
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