さとし日記

東大大学院M2。認知科学専攻。考えたこと、感じたことを、シンプルに。メディアでの引用は連絡なしでどうぞ!

「頑張らない」の本当の意味

youtu.be

 

※ 以下は音声の書き起こしを、ChatGPTを用いて書き言葉に校正したものです。

最近、SNSなどで「頑張らない」という言葉を頻繁に耳にします。今回は、その意味について考察してみたいと思います。

私の解釈としては、この言葉は「自分の能力と課題の難易度を一致させる」という意味ではないかと考えています。具体的には、例えば英語を学ぶ場面で、自身のレベルが中学卒業程度であるとしたら、突如「ハリーポッター」や「ジェームス・ジョイスの作品」を読むのは過度な努力が必要です。辞書を引いたり、翻訳ソフトを駆使することとなり、この方法が効果的な学習法であるか疑問が生じます。

一方、単純に「This is a pen」や「本はbookです」という初歩的な内容から始めると、少し退屈に感じるかもしれません。しかし、例えば野球好きであれば、大谷翔平選手の試合の実況を英語で聞いてみるのはいかがでしょうか。難しい単語は少ないはずで、興味を持っている内容なので理解しやすいでしょう。

こういった方法で、気軽に学習を進めることができ、過度な努力や不安を感じずに学ぶことができます。このバランスが、自分の能力と課題のレベルの一致を意味するのではないでしょうか。

心理学者のミハイ・チクセントミハイ氏が提唱する「フロー」の概念も、この考え方とリンクしています。特にアスリートが最高のパフォーマンスを発揮する際、自分の能力と課題の難易度が一致すると、時間の流れを忘れ、集中して活動することができると言われています。このような状態は日常でも作り出せると思います。そして、その状態こそが「頑張らない」範囲なのかもしれません。

最近は、さまざまな活動において「頑張らない」ことの重要性が語られています。例えば、運動習慣のない人が突如ベンチプレスの自重を挙げようとしたり、フルマラソンを完走しようとすることは、非常に頑張る必要があると思います。

しかし、トイレに行くたびにスクワットを1回するというような小さなルールを設けることで、過度な努力をせずとも日常的に運動習慣を身につけることができます。この方法で徐々に体力や筋力をつけていくアプローチは、効果的な上達プロセスとなるのではないでしょうか。

私は、「頑張らない」という言葉の解釈にはさまざまなものがあると感じていますが、このようなアプローチが私にとっては最も合っていると思います。実際、これは長期的に頑張り続けるための最良の方法であると感じています。

かつては、無理してでも目標を追い求める文化が褒められていましたが、そうした方法は長続きしづらく、体調を崩したりモチベーションが低下したりすることが多いです。私自身も過去の経験から、無理して頑張ることの限界を感じています。

長期的なモチベーションの維持を考えると、全力を出すよりも80%くらいの力を持続的に出す方が良いと思います。このさじ加減が難しいと感じることもあるかもしれませんが、適度な休息を取ることで、長期的に良い状態を保つことができると考えています。

そして、過度に頑張ると、視野が狭窄化してしまい、目の前のことしか見えなくなることがあります。時には一歩引いて全体を俯瞰することも大切です。

頑張りすぎると、視野が狭まり、方向性を見失うことがあります。時には、自らの取り組んでいることを俯瞰的に捉え、余裕を持たせる必要があると感じています。これは、目の前の課題に集中するだけでなく、今後どの方向に進んでいくべきか、またどう取り組むべきかを考えるためでもあります。余裕を持つことで、難易度の調整ができると考えています。

具体的には、自分ができる範囲で難易度を調整することが重要です。例えば、英語の学習では、自らが感じる難易度に応じて教材を選べます。しかし、学校や仕事の課題にはその自由がないことも多いです。そんな時、時間の調整や自分の中の優先順位付けをすることで、自らのペースで取り組むことができると思います。

結局のところ、適度に頑張ることで、長期的に活動を続けることができると感じています。

 

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