アウトプットすることが、学習において、もっとも効率の良い手段の一つであることには、殆ど疑いの余地がない。しかし、特に日本においては、インプット中心の学習が行われている。
たくさんインプットすれば、質の良いアウトプットが生まれるのか。そうではないのだと思う。
むしろ、アウトプットがあるからこそ、インプットの精度が高まる。
しかし、日本の教育はそうはなっていない。おそらく、原因の一つには、人口密度の高さが挙げられる。
とにかく人が密集している。人目につく。そうであれば、質の低いものは外に出せない。恥を感じてしまうので。
その結果、徹底的に質を上げ続け、「完成品」のみを外に出す。
職人芸の世界。これで高められる技能もあるのかもしれないが、少なくとも効率は良くない。